口切りの茶事

 先日、いつもお茶のお稽古で御一緒させて頂いている方にご招待頂き、「口切りの茶事」に参加させて頂きました。

11月になると炉の季節・・・お茶の世界ではお正月にあたるこの時期、非常に格式の高いお茶事です。

「口切りの茶事」とは、春に取れた新茶を茶壷に封じて半年寝かせて11月に茶壷の封を切ります。茶壺に入れ半年間、寝かされた碾茶碾茶を石臼で挽くと抹茶になります)3種類(5種類の時もあるそうです)からご亭主がお客様にどのお茶を飲みたいのか伺います。お客が指定したお茶を石臼で挽き、濃い茶として出します。

口切茶事順序
≪席入り→口切りの儀式→初炭→懐石→仲立ち→濃い茶→後炭→薄茶→退席≫となります。一部分しか写真撮影できず申し訳ありません。


御茶入日記(茶壺に入っているお茶の説明書き)
この中から頂きたいお茶を選択します。

茶壺の拝見

いよいよ口切りの儀式

初炭

石臼挽き

壺飾り

濃い茶点前

お茶人さんでもなかなか体験できない「口切りの茶事」です。
貴重な体験をさせて頂き、大変勉強になりました。